どんな人が生産技術の仕事に向いているか

生産工程の全てを見渡すこと

工場は製品を作り、顧客のところに出荷することが仕事ですが、より良いものを低コストで生産するために多くの工夫がなされています。それでも原料費の高騰などでコストがかかり、工場経営が圧迫されることが珍しくありません。 生産技術の仕事では、生産工程の全てに対して責任が発生し、生産性の向上が求められます。工場に勤務する人の殆どは生産ラインの一人としてキャリアをスタートさせますが、その生産ラインの全てのスタッフが効率的な仕事ができるように計画を立てたり、ハード面、ソフト面の両方から対策を講じなければなりません。そのため、視野が広く、全ての工程を熟知できる人材が求められています。低コスト、高品質、納期の順守の3つの要素で工場の生産は成り立つのです。

生産技術に属する人間に求められるモラル

工場は製品を完成させ、出荷して初めて利益が出ます。しかし顧客の側も商売であり、納期やコストの面で厳しい要求がなされることもあるでしょう。
これまでの歴史の中で、メーカーの不祥事が数多く発生しています。これらの多くはコストダウンや無理な納期を守るためにルールが破られたことが原因になっています。一度不祥事が発生するとこれまでの信用はあっという間に消えてしまいますし、社会に対する悪影響は計り知れません。
生産技術はそのような不祥事を食い止める最後の砦でもあるのです。一時の利益や立場の保護のためにコンプライアンスに反することは絶対あってはならないことです。ルールを守るという信念を貫けることも生産技術に求められる資質と言えます。